ラジオの英語講座を半年続けることができたけど、やめようか迷っている

4月のある日、ラジオの英語講座を始めようと思い立った。

始めたのは、NHKラジオの「基礎英語」。

たまたま「あれ?今って4月だから、今始めれば講義についていけるよね。せっかくだから始めてみようかな?」と思ったのだ。

英語を身につけて何がしたいとかいう目的があるわけではなかった。でも今が大チャンスだと思った。「せっかくだから」という理由で始めた。

続けられる自信はなかった。「1年続けることが成功体験になる」と考えてしまったら、もし続けられなかった場合に挫折体験になってしまう。それは避けたい。そこで、気負わずに「もし仮に3日坊主に終わったとしても、3日分の勉強になるね!」とある意味いい加減に前向きな気持ちで始めた。

 

テキストを見ながらラジオを聴くので、テキストを用意する必要がある。紙のテキストでは買いに行く元気がなくなったら続けられなくなることと、電子書籍の月額プランで割安に読めるものがあったという理由で、電子書籍NHK英語テキストプランの購読手続きをした。

 

ラジオ講座の基礎英語のプログラムは、基礎英語1、基礎英語2、基礎英語3という3つの番組があり、それぞれ1回15分である。放送時間は1日3回、基礎英語1で朝6:00~、夕方6:45~、夜9:00~の回があり内容は同じである。朝6:00から基礎英語1が放送され、続いて6:15~基礎英語2、6:30~基礎英語3、というように連続で放送される(夕方、夜も同様)。曜日は毎週月曜~金曜。土日は放送がないが、祝日は関係なく放送される。

 

欲張りな私は、その3つとも聴き始めることにした。

朝5:50に目覚ましをかけ、起きられた日は朝6:00からの放送を聴く。朝起きられない日もあるので、その場合は夕方の6:45からの放送を聴く。というか、朝に聴けた場合も夕方に復習のために聴く。そして、朝聴けず夕方だけ聴いた日は復習のために夜も聴く。これを繰り返した。

 

基礎英語はその名の通り、英語を基礎から学習する。基礎英語1くらいだと「中学で習った内容だ」という感覚をもつこともあるが、中学高校で習ったものをすべて覚えているわけでもない。基礎英語2くらいだとちょうど「習ったことはあるけど改めて聴くとまた勉強になる」と感じる。基礎英語3になると「習っていてももう忘れている。聴けて勉強になる」と感じる難易度だった。

 

ひとつ放送を聴くたびに、ひとつ英語でできることが増えるのは快い感じがした。

英語の上手な人からみたら序の口なレベルではあるが、少し英語に慣れることができた。

電子書籍も快適だった。紙の本は本棚から出したりしまったりが面倒だ。電子書籍ならパソコンの電源を入れてクリックするだけ、しまうときもパソコンのブラウザを閉じるだけである。

 

気がつけば半年も続けることができた。始めたときは「3か月くらいで挫折してしまうかな?」と思っていたので上出来である。

 

 

しかし、今、「そろそろやめようかな?」と迷っている。

理由は、レッスンそのものを負担に感じるようになってきたこと、それからお風呂に入るタイミングを逃しがちになったこと、「寝る支度をする気力がない」という理由で就寝が遅くなりがちな日々になっていることである。

 

ラジオで勉強しつつ日常生活をうまくこなせているなら、素晴らしいことである。しかし、日常生活が十分にこなせておらず、寝る支度をする気力もないほど弱っているのに、英語だけ続けているなんて、優先順位がおかしい。

かといって、英語の勉強をやめたらその時間を有効に使える自信があるかといったら、ない。時間があっても気力がないので、「お風呂はいるのしんどいなぁ、食器洗うの面倒だなぁ」と思っているうちに45分くらい簡単にたってしまうことは予想がつく。せっかく英語をやめても、単にダラダラする時間になってしまったのではやめる意味がない。

電子書籍の解約も迷うところだ。私の購読プランはあくまで有料プランに入っているあいだ閲覧する権利を有するものなので、解約するとテキストが全部読めなくなる。

 

そうは言っても、近頃疲れてばかりで「寝る支度をする気力もない」と就寝が遅くなってはまた疲れる、の繰り返しなのだ。そろそろ欲張らずに日常生活に注力した方が良いのかもしれない。