2001年~2002年、および2004~2006年に、カイロプラクティックという療法のKCSセンターという団体の治療院に通っていた。
カイロプラクティックとは、民間療法の一種で、背骨の歪みが万病を引きおこすから背骨を整えて身体を良くしよう、というアプローチの療法だった。
やめた理由は、単に治療に行く時間がないとかお金がないとかそういった理由だった。
治療を受け始めたとき、私は自分の心身にこれこれこういう困りごとがあるのですが、カイロプラクティックというものを受けたら良くなるのでしょうか、と問うたところ、「良くなりますよ」とのことだった。
療法自体は痛くもなんともなく、歪みがとれたような感じがしてスッキリし、療法を受ける前よりは少し元気になったような感じがした。
たしかに多少マシにはなった。
しかし、その後通い続けても、社会でやっていけるくらいの健康度にいたる日は、ついに来なかった。
今でこそわかることなのだが、困りごとの原因の大半は、双極性障害だったのだ。
ただ、この双極性障害というのも精神科専門医であってもなかなか診断までに時間のかかる難しいものなので、医師でもない人がそこまでわからないのも無理からぬこととも思う。
でも、治療開始時の「良くなりますよ」との言葉は、何だったのだろうか?
つまるところ、カイロプラクティックを受けて背骨を良くすれば私の心身の困りごとがなくなる、というのは、療法家氏の思い込みだったのではないかと今は思う。
背骨さえ良くすれば何でも改善できると思っていたのだろう。
何でも背骨のせいにしすぎではないだろうか。
ところで、治療をやめた後どうなったか。
それまで、時折キリキリとした背中の痛みが、治療とは無関係ぽいタイミングであらわれていたのだが、通うのをやめたらそれがなくなった。
治療をやめて痛みがなくなるとは、いったい何なのだろうか。
個人差や合う合わないの相性もあるだろうから、合う人には良いのかもしれない。
しかし私の身体には期待したほどの効果がなかった。
評判についてはいろいろあるようだが、私1人分の情報しか書くことができない。口コミも私1人の感想の域を出ない。
そのほかにも療法家になりませんかと持ちかけられたとか高価な寝具をすすめられたとかまあ体験はあるが、そこまで詳しく書くほどの気力はないのでこれくらいにします。
※冒頭記載のとおり、古い情報です。最新の情報は存じません。