子供のころから、片付けが苦手だった。
机の上には物が山のように積まれていた。
「机を片付けなさい!」と親にいくら叱られても、途方にくれるばかりだった。
のちに「広汎性発達障害」の診断がついた。
「どうして片付けられないの?」と問われても「どうしてかわからないけれど、どうしても片付けられない」と言うほかなかった。
今思い返して、片付けられない理由が、少なくとも3つわかった。
まず、どこに何をしまったらいいのかわからない。
次に、狭くて片付けるスペースが足りていない。
そして何より最大の原因、気力のエネルギーが足りていないことだった。
この3つが組み合わさって、片付けが途方もない難題になっていたのだと思う。
「気力がない」状態は、片付けに関しては子供の頃からだった。
そして稀に、何も言われなくても片付けが出来る時があった。
子供の頃から軽いうつだったのだろうか??