健康食品の闇と光(?)

体調不良を脱するために、いろいろ健康食品を試してきた。

でもあまり効果のあるものは、見つからなかった。

 

健康食品は、法律で効果効能をうたえないために、行間を読ませる手法でアピールしている。

「80歳になっても元気な○○さんは、△△を飲んでいます!」とかTVで見かけるけれど、ならば私が△△を飲んだら○○さんのように元気になれるかといったら、話は別だ。

「大病を克服した□□さんは言います、『健康ってとっても大事なんです』。」というけれど、そりゃ健康は誰でも大事だけれど、○○を飲んだら健康になれるかといったら話は別だ。

健康食品ビジネスはそういう手法をうまく使ってお金儲けをしている。

 

では健康食品ビジネスは悪なのか?といったら、私にはわからない。

 

「コレを飲んだらもしかしたら元気になれるかもしれない」という気持ちは、一時的かもしれないが、生きる希望を与えてくれる。

一時的といっても、健康食品が効くか効かないかを知るためには1ヵ月~3ヵ月かかる。

商品は多種多様であるため、Aを飲んで効果がなければB、Bを飲んで効果がなければC…ということが、いくらでもできる。

 

自殺しないための時間稼ぎにはうってつけだ。

 

医者に行っても良くならないとき、「体調を良くする方法は何もない」と泣いて嘆いて暮らすのが正しいかといったら、わからないのだ。

 

 

ちなみに「体調不良も努力で克服しろ!」という人は、体調不良をよく理解していないと思う。

努力するための最低限の健康状態すらないから、健康食品を飲んで、努力できるスタートラインを目指す、という気持ちは、元気な人は体験したことがないのかもしれない。